設立60年 第一ビルサービスの新たな取り組み
感染リスクを見える化し、オーダーメイドで実現する新時代の感染対策
建物環境感染リスクマネジメント「りすくま」
~建物全体一様の対応ではなく、必要な部分に必要な対策~をご提案
みどりグループの中核会社である株式会社第一ビルサービス(本社:広島市中区大手町5丁目3-12、代表取締役:杉川 聡)は、ビルメンテナンス業務をはじめとした建物管理業務で培ったノウハウを活かし、医療施設において清掃業務、建物総合管理業務を展開しています。
「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」の流行を受け、感染管理システムに特化したプロジェクトチーム:Team Medical ICを2020年4月に社内で組成し、感染対策アプローチの研究に取り組んできました。
このたび、建物内の感染対策をより最適化するため、感染リスクを“見える化”するシステムとして、建物環境感染リスクマネジメント「りすくま」を開発し、リリースいたします。データで見える化した感染リスクに対し、建物管理業務で培ったノウハウを活かして、必要な部分に必要な感染対策をするための感染対策最適化のご提案をいたします。
◆ 建物環境感染リスクマネジメント「りすくま」の概要 ◆
建物環境感染リスクマネジメント「りすくま」は、建物内の感染リスクを見える化し、感染対策を最適化するためのシステムです。
建物内の接触面(人が触れる場所:ドアノブ、手すり、トイレなど)の環境の状態と、建物内の空間の状態を数値化します。
【環境の状態】
接触面から採取したサンプルの「細菌数」からデータ分析をします。
※オプションとして、「細菌の具体化」についてのアプローチを実施
【空間の状態】
建物内の「CO₂値」と「換気状況」と「在室人数」からデータ分析をします。
これらの項目の分析から“感染リスクが高い”と認定されるエリアについては「24時間測定」を実施し、動きの分析をします。
環境の状態のデータと空間の状態のデータを組み合わせ、建物内の感染リスクを見える化し、 感染対策最適化のご提案をします。
「見える化」したデータをもとに、建物内のひとつひとつのエリアについて、レポートを作成します。
各エリア、各部屋の利用頻度や利用特性・環境特性を分析し、感染リスクを最小化するための改善策をご提案します。
◆ 環境へのアプローチ と 空間へのアプローチ ◆
【環境へのアプローチ】
接触面から採取したサンプルの「細菌数」をもとに、環境の状態を見える化します。
【空間へのアプローチ】
「CO₂値」「換気状況」「在室人数」をもとに、空間の状態を見える化します。
◆ 感染対策を最適化するためのご提案 ◆
分析したデータをもとに、リスクを5段階で色分けした「りすくまっぷ」を作成します。
5段階の色分けのうち、“感染リスクが高い”と認定されるエリアについて感染リスクの最小化を目指す改善策を検討します。
“感染リスクが低い”と認定されるエリアとのバランスを踏まえ、建物全体一様ではなく、必要な部分に必要な対策をご提案します。
◆ Team Medical IC について ◆
Team Medical ICは、株式会社第一ビルサービスの病院清掃・感染管理システムの研究開発チームです。
医療機関を対象とする場合、本来はMedicalではなくHospitalが適切ですが、わたしたちTeam Medical ICのシステムは、単なる病院清掃の枠内での感染管理にとどまらず、医療の域にまで進化させた感染管理システムを目指しています。
< 本件に関するお問い合わせ先 >
株式会社 第一ビルサービス Team Medical IC 担当:松川(まつかわ)
〒730-0051 広島県広島市中区大手町5丁目3番12号
Tel:082-248-1601 E-mail:tmic@midori-gr.com