プロジェクトストーリー
PROJECTみどりグループを
誰もが輝ける
ステージに。
VISION2033を
策定し、10年後の
グループ像を描いた
“MIRAIプロジェクト”
01.
VISION策定までの道のりDIRECTION
この度、みどりグループでは10年後のグループの目指す姿を描くため、部署横断型の組織として“MIRAIプロジェクト”を組成しました。
日本社会だけをみても、少子高齢化・労働人口の減少、デジタル技術の躍進、社会OSの変革、人々の価値観に大きな変化を与える事象が目まぐるしく発生しています。
そういった状況から、これからの10年を見ても、みどりグループは既存の不動産やそれに関連する事業を軸に提供価値の質を変化させ、範囲を拡大する必要があると考えました。
そういった未来に対応するグループのビジョンを策定すべく、10年後にグループを牽引する存在としてMIRAIプロジェクトメンバーの選定議論を役員会で重ね、決定しました。
2021年2月に発足したこのプロジェクトチームでは、毎週の定例会議を中心に、社員アンケートやグループ各社へのヒアリングなどを積み重ね現場を把握することから活動を開始。情報の分析、他社の活動や事業研究などを経て、みどりグループとしての想いをまとめてビジョンの策定を行いました。
みどりグループ60周年記念動画
「第61期経営方針発表会」
みどりグループ60期記念動画
「みどりグループVISION2033」
02.
MIRAIプロジェクトメンバーPROFILE
田原 大輔
2011年入社。公営住宅の保全部門を経て、 現在は民間物件の顧客営業として学校や オフィスビルを中心に担当している。MIRAI プロジェクトでは、リーダーを務める。
下原 礼奈
2007年入社。公営住宅やUR賃貸住宅などの住宅管理部門を経て、現在は清掃現場などのスタッフ労務管理を担当。女性管理職として活躍している。
大段 壮史
2012年入社。公営住宅やUR賃貸住宅などの 住宅管理部門に従事。新たに部門内に「公営 企画室」を立上げ、案件更新やDX推進活動を 中心に取り組んでいる。
松川 祥子
2013年入社。清掃現場のスタッフ労務管理 担当、民間物件の顧客担当、新規営業担当を 経て、現在は経営企画部門にて新規事業の 検討に取り組んでいる。
溝部 夏海
2015年入社。公営住宅の管理、民間物件の顧客担当を経て、現在は企業や行政を対象とした 新規営業を担当している。
03.
プロジェクト発足当時の想いTHOUGHT
10年ほど前から、中堅・若手社員が集まり、グループクレドの検討委員会や新規事業企画のプロジェクトが立ち上げられていました。先輩方が取り組まれていた後ろ姿を見て、ワクワク感や熱気を感じていたので、自分も今回参加メンバーの声を掛けて頂き嬉しかったです。他の社員にも楽しさやワクワク感を伝播させたいと思いました。
他のメンバーを聞いたときに、自分より下の世代が多くいたので、プロジェクトを引っ張っていかなければいけないと強く感じましたし、会社の10年後の目標を考えるということで、その重要度からプレッシャーが大きくありましたね。
自分にとって良い経験になるのは間違いないですし、会社の歴史的な場面に当事者として立ち会える貴重な機会だと直感しました。正直、自信があったわけでは無かったですが、少しでも先輩方の力になれればと思い、参加を決意したのを覚えています。
47期の松山会議の時に55期60期に向けてのクレドが作成され、ここまでのグループの動きの原動力になっているという話を入社以降うかがうことがあり、グループクレドの策定やこれからのみどりグループを考えることのレベルの高さを感じました。ただ、自分たちでそこを考えていく一員としてプロジェクトに参加できることに嬉しさもありました。
松山会議は入社前だったので参加はしていませんが、入社して以降、グループの転機として耳にすることが多くありました。会社の中でも松山会議に参加した経験のある社員が少なくなっていることもあって、この活動を松山会議に代わる新たな転機にしたいと思ったのを覚えていますね。
頑張ろう!!と同時にプレッシャーもありました。過去にプロジェクト経験はあったものの、10年後のビジョンや経営計画の策定、現クレドの見直しというミッションはとてもハードルが高いなーと感じました。大変だけど楽しそうというイメージもありました。
確かに、プロジェクトの目標が「新たなクレドの作成」と「中長期経営計画の策定」で、これから先のグループの方向性を担う重責を感じましたね。皆さんは取り組み内容の中で、特に何について印象に残っていますか?
61期のスタートに向けて会社の活力を上げていくのも、MIRAIプロジェクトの一つの仕事だったので、そういった企画も検討しました。そうした折に、はまだおさかな市場を発着点にしたリレーマラソンが開催されると聞き、有志を募って出場することにしました。最初は集まるか不安でしたが、結果として7名チームが4チーム、総勢28名が参加してくれました。
私もマラソン参加しましたが、年配の方々にも多く参加いただき、歯を食いしばりながらタスキを渡す…この姿には感動しましたね。
他の社員が走るのを涙を流しながら応援している社員もいました。仕事で連携を取るには、まず1人の人間として理解していくことが大事だと、その時に痛感しました。おまけ企画として、社員の皆さんからの応援メッセージも募集したんですが、思ったより多くの方から応援の声が届いて、温かい会社だなと感じましたね。
やっぱり全ては「ひと」なんだなと感じましたね。この機会にグループ会社の人とたわいもない話が出来たり、楽しんだり、喜び合ったりできる事がすごく幸せで、「つながり」を感じましたね。その時に改めて、これからのグループの1つの課題というか、重点的な施策は、グループ間の「つながり」を強くすることだと感じました。
04.
活動して得た気付きEXPERIENCE
部門インタビューや事業部面談で各社に訪問したことが良かったと思っています。グループとしてのビジョンを策定するために、各社各部門のことを考えても、どうしても第一ビルサービスのことばかり出てきて、みどりグループの各社各部門を知っているようで知れていなかったのかもしれないと痛感しました。
私も、そこは強く感じました。部門インタビューや事業部面談では、その事業内容を伺うところから始めるという場面も少なくありませんでした。折角いろいろな部門やグループ会社があるのに、これまで自部門以外のことを知ろうとしていなかったのだと、思い知らされましたね。
私も松川さんと同じく、活動初期から始めたM&A企業訪問、部門訪問や最後にさせていただいた中長期経営計画に関する部門長面談が印象に残っていますね。MIRAIプロジェクトの活動では、グループを構成する事業部一つ一つと向き合えたのが大きな収穫であったと思います。70期の目指す姿に、中小企業の連合体とありますが、そういった共同体を作り、シナジー効果を生み出す必要性について、事業部面談を通じて実感しましたね。
コロナもあって、グループ間のつながりが希薄になっていくという思いがあったので、実際に膝と膝を突き合わせて話をする事で、部門長の熱い想いや考えを、肌身を持って感じられたのは良い機会になったと思います。
訪問回数は少なかったかもしれませんが、顔を合わせて話をすることの大切さを感じ、こういう風に会って話をしたり、共有できる場づくりが、これからのみどりグループには必要だと思いました。
それがマンダラグループワークのアイデアの元ですかね?
そうですね、横のつながりをつくる場や、何かに一緒に取り組む機会をつくりたい、というのはMIRAIプロジェクトでも考えてきたことだと思います。マンダラグループワークは、部門や会社の垣根を越えて同世代の構成になるのを意識してチーム編成したので、つながりの場づくりになっていると良いなと思います。
マンダラワークも、上手く議論してもらえるか不安もありましたが、どのグループも積極的に取り組んでもらえて本当に良かったです。初回のマンダラワークの後に、取り組みのお礼をくださったグループもいて、とても嬉しかったですね。
ほんと嬉しかったですね。マンダラワークを通して個人や会社の夢を熱く語り合ってもらったものを、今後MIRAIプロジェクトが企画している「Make MIRAI action」「MIRAIの虎」で実現してもらいたいと思います。
挑戦することこそが、
みどりグループのDNA
これまでの歴史を振り返ってみても、挑戦することで自ら成長し、地域社会に貢献してきたのがみどりグループでした。その想いはそのままに、今見える理想像として据えたのがVISION2033です。
日本社会の一側面をとってみても、人口の減少に合わせて税収も減っていく。みどりグループの基幹事業のひとつである行政からの事業は人の生活基盤を守るという必然性だけでは、維持継続が難しい状況になっていくことが予想されます。これまで私たちは人々の生活にとってなくてはならない価値を提供し、誰もが幸せになるための一端を担ってきました。そして変化の大きな時代を乗り越え、これから先もそうあるべきであると考えました。それが、VISION2033で「未来創造グループ」というキーワードを掲げた意味です。
これまで積み上げてきたものを進化させ、時代のニーズにあった事業に恐れずチャレンジしていく。広島という地元を大切にしながら、エリアを拡大することでより多くの人々の幸せをお手伝いしていきたいと考えました。 さらに、みどりグループに所属する一人一人がこの言葉の中でどうありたいか?ということを考え、各々が発信して、グループの中で共感できる同志を一人でも多く見つけて欲しいと考えています。そしてその想いを共にする者同士で幸せを見出したい未来を創っていくことが、みどりグループのDNAであると考えました。